赤色巨星は

赤色巨星は、恒星が主系列星を終えたあとの進化段階である。

大気が膨張し、その大きさは地球から火星の軌道半径に相当する。

肉眼で観察すると赤く見えることから、「赤色」巨星と呼ばれる。

厳密には「赤色巨星」と「漸近赤色巨星」と二つの進化段階に分かれている。

赤色巨星という言葉は時によって、狭義の赤色巨星のみを指す場合と、漸近赤色巨星も含めた広義を指す場合とがある。

誕生したばかりの恒星は中心部の水素の核融合反応で輝いているが、歳をとった恒星は中心部の水素を使い果たし、核融合でできたヘリウムからなる中心核と、それを取り巻く水素の外層という構造に変わる。

これにより、ヘリウム中心核のすぐ外にある水素の層で核融合がはじまる。

中心部はエネルギー源が無くなるため、自己の重力で収縮していく。

この時に重力エネルギーの解放で熱が産生するため、核融合が起こっている外層部分は常に加熱される状態になる。

これによって核融合反応が加速され、核融合で生じた熱によって外層は外へと膨張しようとし、重力による収縮を上回るようになる。
update:2010年07月31日